さて、ここまで景気のいい話ばかりしてきたけれども、そろそろアプリ開発のネガティブ面についても触れておこう。残念ながら、苦労も努力もなく、あっという間に手元に大金・・・とはさすがにいかない。アプリ開発で避けて通れない関門は3つある。

まず最初は、ここまで何度となく解説してきたプログラミングだ。たしかにほとんどすべての人が思っているよりもプログラミングというのは簡単だ。しかし、だからといってテキストを1回サラッと読んだだけでスラスラと操れるほど簡単ではないのもまた事実。

やっぱり、テキストをみながら、掲載されているサンプルプログラムを自分の手で入力し、iPhone端末上で動かしてみるという練習は避けて通れない。ある意味、スポーツと一緒で、読んだだけではダメ。実際にカラダを動かしてみないと身につかない。

次に英語という関門がある。日本人の永遠のコンプレックス?でも実際は英語はわからなくても問題ない。しかし、見ただけで目を逸らしたくなるような英語アレルギーは治したほうがいいかもしれない。プログラミングの世界は、基本的に英語表記の世界。アプリの販売管理画面も、開発ソフトのメニューも全部英語になっている。(ちなみに、アップルに問い合わせるフォームまで英語だから最初はアセる。けれど、実は問い合わせは日本語で入力しても大丈夫だったりする)

ソフトの操作メニューなど1~2回使えば覚えるし、アプリの管理画面だって、別に英単語が読めなければわからないということもない。それに、このテキストには画面のキャプチャも貼り付けてあるので、わからないところはテキストをみながら操作すれば何の問題もないだろう。

そして3つ目の関門はアップル社の審査だ。アプリはアップルの審査を通って初めてAppStoreに掲載される。つまり、審査を通らないとアプリの販売ができない。これは低品質のアプリが散乱するのを避けるための仕組みなのだが、開発者にとっては結構悩ましい。

一般的に、あまりにショボい機能だったり、性的なコンテンツが含まれていたり、暴力や宗教など微妙なテーマを含む場合には審査に落ちる場合がある。ただ、いまひとつよくわからない理由で落とされて(一応、落とされた理由の説明はあるのだけれど、それがよくわからないことも・・・)、もう一度名前を変えて審査依頼を出したらパスするということもときどきある。何度も落ちるとそれこそ販売まで数ヶ月かかってしまうこともある。

健全な内容でバグ等の不備がなければそれほど気にする必要もないのだけれど、あえてグレーなジャンルに踏み出そうする場合なんかは覚悟が必要だろう。たとえば、セクシーなコンテンツを含む無料アプリなどは、うまく審査を通ればかなりのダウンロードを期待できると思う。が、その一方でまったく審査を通らなくて開発しただけ骨折り損ということもありうる。個人的には最近ではまず審査を通すのは無理だと思う。

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