ネットビジネス、いや、どんなビジネスでも競合の参入は一番の脅威になる。価格は競争によってあっという間に原価レベルに下がってしまうし、広告宣伝費は際限なくあがってしまう。これは牛丼でもファッションでも、個人レベルのネットビジネスでも同じ構造だ。もちろん、それはiPhoneアプリでも変わらない。

けれども、アプリ開発には、他のビジネスよりも参入しにくい事情がある。まず、なにより資金力、人材が豊富な大企業があまり入ってこない。なぜなら、アプリは販売単価が安いので、規模の大きなビジネスをやる企業にとってはあまり旨味がない。

ちょっとしたツール系アプリにしても、ちょっとしたゲームにしても、大手が取り組む理由がない。そもそも社内にモバイルアプリをプログラムできるエンジニアはいないし、アプリ開発を請け負う企業に発注するとずいぶんと高くついてしまう。マーケティング目的でアプリはつくりたいと思っている企業は多いけれど、なかなか踏み込んでこれないのが現状。

一方、個人でネットショップや、アフィリエイト、ヤフオク、せどりといった小規模ビジネスをやっている無数のネットビジネスプレーヤーたちも、アプリ開発となると敷居が高いのでなかなか入れない。そこにはプログラミングという”聞いただけで腰が引けてしまう”壁が高くそびえ立っているからだ。

実際、アフィリエイトなどとは違って、アプリ開発のプログラミングはゼロからまったくの独学で身に付けるのが難しい。といっても本質的にはプログラミングそのものが難しいのではなく、”どのように取り掛かればいいのか”、”どのように勉強すればいいのか”、そもそも”何から手をつければいいのか”がわからないのが原因なのだけど。

試しに大きな書店に行って、プログラミング、アプリ開発関連の書棚を探してみよう。たくさんの本が並んでいるはずだ。そして、たぶん、どれを手にとってもよくわからない(笑)というか、普通ならあの棚をみるだけで萎える。もし、ウキウキしてしまうならたぶんこのサイトを読む必要はない(笑)

もちろん、これには理由がある。そもそも対象としている読者層が違うからだ。たとえば、「初めてのiPhoneアプリ開発」といったようなタイトルだとしても、対象とする読者が「プログラミングそのものが初めて」か、「CやBasicのような昔の言語ならかじったことがある」のか、Androidなら開発したけどiPhoneは初めて」なのか、「PerlやPHPのようなWeb技術に習熟したプログラマーだけどモバイルが初めて」なのかで、書籍の内容はまったく違うものにならざるをえないからだ。

そして、大半の書籍は「ある程度プログラミングがわかるけれども、iPhoneアプリは未経験」という人向けに書かれているのが現状というわけだ。そんなわけで、ゼロからアプリに挑もうというひとはどうしても少数派になる。特に、時間に限りがある大人はあまりやりたがらない。(アプリ開発者には結構学生が多い。ヒマだからね・・・)

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