マーケティングコンテンツとは、AppStoreに掲載されるアプリ紹介のためのコンテンツで、アプリ紹介文や、サンプル画面、またAppStoreで検索されたときにヒットさせる検索ワードなどを指している。これらのコンテンツを多言語対応することが重要なのは言うまでもない。せっかくアプリを多言語化しても、マーケティングコンテンツのほうが不十分だったら、そのアプリの売れ行きはかなり厳しいことになる。

マーケティングコンテンツの多言語化は筆者もいろいろ試行錯誤したので、その内容をちょっと紹介しよう。

国内外を問わず、多くのアプリ販売者は無料のインターネット翻訳サービスを利用している。最初は筆者もエキサイト翻訳などを使っていた。日本語のコンテンツをそのままいろんな言語に翻訳して使用していたわけ。しかし、どうも売上がパッとしない。日本語以外の言語での売上比率が低すぎる。

そこで、まず英語のコンテンツを真面目に作成することを試してみた。自動翻訳サービスを使用するのではなく、英語商品のセールスレターや他のアプリの紹介文などを参考にして、まともなモノを用意したわけだ。

驚いたことに、それだけで海外売上の成果が60%以上もUPした。なお、このときは英語以外の言語については全然タッチしていない。ドイツ語やフランス語、スペイン語、ロシア語などは、相変わらずGoogle翻訳などを使用していた。

それにしても英語を改善するだけでそんなに売上が激増するとは思わなかった。筆者の英語ではネイティブに比べるとずいぶんとお粗末だとは思うが、自動翻訳サービスよりはマシらしい(笑)

しかし、英語を直したら売上が急増したということは、英語以外のバージョンではまったくうまくいっていないということを意味している。そこで、次にやってみたのが、自動翻訳の元言語を日本語から英語に変えること。どういうことかというと、今まで「日本語→フランス語」や、「日本語→ドイツ語」だったものを、「英語→フランス語」、「英語→ドイツ語」にしてみたわけだ。

するとまたビックリ。予想以上に売上が増えるではないか。おそらく(というか間違いなく)、日本語からスペイン語やロシア語といった言語への自動翻訳の品質が非常に悪いのだろう(間に英語を介しているのだとは思う)。やはり世界の共通言語は英語だということが再確認できる。

そして、最後に試してみたのが、ネイティブによる翻訳だ。これは、OneHourTranslationという格安の翻訳サービスを発見したのが大きかった。このサービスを使うと、1単語あたり$0.07という格安の価格で翻訳してもらうことが可能だ。対応言語はなんと73言語で、言語ペアは2500を超える。このサービスについては後で詳しく紹介する。

ネイティブによる翻訳といっても、べつにアプリに詳しい人や、プロの(一流の)翻訳家がやっているというわけでない。普通の人が副業でやっているのが大半のようだ。

しかし、それでも効果は絶大だった。ドイツ語、フランス語、ロシア語、ポルトガル語、スペイン語などは、掲載してすぐに軽く3倍を超える売上UPを実現できた。翻訳サービスは費用をかけたとしても十分にその価値があるといえるだろう。

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